Socherの本格的な意味解析の論文

ランニングできず 英語できず

 終日Socherの論文読み。意味解析を本格的に取組んだ古典的名論文である。

https://nlp.stanford.edu/pubs/SocherHuvalManningNg_EMNLP2012.pdf

 

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 言葉を配列Lと行列Lmのペアとしてとらえ、2分岐パーサで言葉間の関係を配列の重みWと行列の重みWmで統合して、節も配列と行列とする。これを再帰的に全文の配列と行列を生成する。パラメータとしては[W,Wm,L,Lm]を教師付き学習として階層型のLSTMで解く。VM-RNNモデル

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非凸空間であるが、収束は早いと述べている。但し行列は行列分解して次元を下げている。

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この方法の特徴は、形容詞や副詞付きの語句がモデルに反映できることで、また言葉の行列(図中のA,B,C)にwordNetなどの外部の概念が反映できることである。

 

教師付データとしては以下の2方法

①映画の「評論文、感情の格」で学習させている。

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     学習結果 感情(9種類)毎の格(横軸)と判断確率(縦軸)

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     言葉[or not and]による論理判断結果は完璧と記述されている

②名詞間の関係の学習

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